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ナマ 古澤 巌
昨日は弱り目に崇り目、満身創痍状態の私、それでもどうしても足を運びたい場所がありました。
南麻布 米荘閣。
6月1日、この日はあの世界的に有名な宝飾時計のメーカーであるPIAGETさんからお招きをいただいて、春のコレクションの新作発表会と米荘閣でのフランス料理と、これまた世界的に有名な あの ヴァイオリニストの古澤 厳さん のミニコンサートがあるということで、1週間前からわくわくドキドキしていたんです。
普段は、お店があるのでゆっくりディナーなんて楽しんでいる場合じゃないし、コンサートにしても同じ理由でなかなか足を運ばなくなってしまって久しいのですが、今回は絶対に行く!と決めてました。
だって、ナマ 古澤 巌だもの!!
さて、なんであんなゴージャスな宝飾時計のPIAGETさんに私達が招待されるのか?
皆さん、訝しがると思うの説明しますと、私は決して顧客と呼ばれる類いのお金持ちではありません。
まぁ、いつもお店に出ている私を見て「おっ、金持ちっ!」思っている人もいないと思うけど。
ただ、昨年12月に結婚する時の指輪を買わせていただいたご縁なのです。
やっぱり顧客じゃないか!?って、思ったでしょ。
でも、本当の顧客と言うのはもっと何度もリピートして購入している方を指すのであって、たった一回、しかもそこのお店で一番価格の安いものを買わせていただいた私達のことは顧客とは呼びません。
私は、基本的に手を使う仕事なので指輪やブレスレットといった、アクセサリーはつけることが出来ません。
でも元来美しいものの好きな私は、アクセサリーをつけることが出来ないことがとても残念でしたので、唯一堂々とはめることのできる結婚指輪にはちょっとこだわりたかったのです。
しかし、結婚指輪って余りにもシンプルで洒落っ気のなさすぎるのが多い!
男性と女性のデザインを若干変えて、女性の物にだけ少し石を使ったものはあるのですが、私は主人と同じものがしたかったし。
そんな時に、雑誌で見たのがこのPIAGETの物でした。
指輪が二段に重なったようなデザインで、上に重なっている輪は下の輪の半分の幅で重なっていて、かつ一石だけダイヤがはめ込まれていて、しかも360度クルクルと回ります。
この、クルクル回るというデザインコンセプトは、「自由」を現わしているそうです。
結婚は、赤の他人同士が一つ屋根の下で今までの価値観とかを根底から崩されたり、何でこんな理不尽なことが行われるんだろうとか、結婚前はこんな人じゃなかった!
と多少の困惑を覚えたりしつつも、仲良く暮らしていかなければなるない大変な作業な訳ですよ。
そんな中で、相手のことも尊重し自分の尊厳も守りつつ生きていくには「自由」必要だよなぁ、なんて妙に納得して、即決でした。
ダイヤモンドが入っているというのも、決める時の必須条件でした。
なぜならダイヤモンドには物事をフィックスする力が強いということなのです。
(私は、一時期ミネラルカウンセリングの勉強をしていたこともあるんです。ミネラル=鉱物 ですね。いわゆる石です。石が各々持っている意味や力を借りてカウンセリングしたり、ヒールしたりということを学びました。)
よって、人生の今が最良と思える時にダイヤモンドを着ければ一生その状態をキープすることができるってことじゃないですか。
だから、女性だけがダイヤモンド入りの結婚指輪をしても意味がない!と私は思うのです。
だって、女性だけが「 あ〜、幸せ。 」って、いう状態を続けていても、男の人はその状態をキープしていないから新たなる幸せを探しにいったりしないとも限らないじゃありませんか?
だから、私は同一デザインのダイヤモンド入りに固執した訳です。
そして、それがあったのがPIAGETさん、という訳。
上記のような理由で初めて銀座にあるPIAGETさんに足を踏み入れた私達でしたが、勿論以前からの憧れの時計メーカーであることは変わらないので、絶対この時計を手に入れるんだっ!と思って、頑張っているのも事実ですけど。
歴史のある一流メーカーの作ったものは価格も高いけれども、その物のもつ品格やパワーが違うから、やっぱりそれだけのことはありますよね。
身に付けた自分を今以上に愛おしいと思って更に色々なことに積極的にチャレンジしていけたり、自信になったり、それを手に入れるまで苦労したり頑張ったりしたことをさらなるバネにしたり。
物を大切にすることは人間関係を大切にするのと同じくらい大切なことらしいです。
私、高校生のころ、ある本で「物を大切にしない人は、人からも大切にされない。」というのを読んで、ぎっくっとして、それまでの自分を諌めたことがあります。
もう、私は良く言えば鷹揚な性格で、悪く言えば大雑把な性格で物を大切にしていたとは言いがたい状態でしたが、それを読んでからは少し心改めた次第です。
話がそれました、17:45に南麻布にある米荘閣に到着。
ここは、セゾングループの総裁 堤氏がかつては所有し、迎賓館として使われていたという代物。
ここはどこ?というほど日常生活からは隔絶された素晴らしい空間がそこにはありました。
折しも梅雨直前、前庭の薔薇の花が見事でした。
車寄せのスペースもものすごい広さで、なまじのホテルなんて足元にも及ばないほどの空間の取り方。
そしてもっと驚いたのは、入り口にお馬さんが2頭と中世風のコスチュームに身を包んだとても美しい外国人の男の方二人がお出迎えをしてくれるという演出でした。
本当に、びっくりしました。
昨日はお天気も良かったので夕景にこの演出はちょっと、カッコよかったです。
中は、豪華絢爛きらびやかという訳ではなくて、全体が白と淡いブルーで統一されて天井がとても高く落ち着いた内装でした。
お食事は、フランス料理。最近、なんだかフランス料理をいただく機会が多いわと思いながら。メニューに目を通すと、
うずらのフォアグラ包みロワイヤル ”ブリヤ・サヴァラン”
舌平目のデュグレレ風
牛フィレ肉のアンリ4世好み
グルマンディーヌ
コーヒー
同じくメニューを見ていた主人が、メインのお肉料理の牛フィレ肉のくだりで、「ふん、アンリ4世好みだって!?おれの好みかどうかは判らないぜ!!」といっているのを、「まあ、確かにね。」と思いながら飲み物を頂きながらお料理が運ばれてくるのを、大人しく待つことにする。熱はあるし、腱鞘炎なのにアルコールをいただく訳にはいかないのでオレンジュースで我慢。でも、そのオレンジジュースはちゃんとスクイーズされたフレッシュなものでした。外国のレストランみたいで、それもとっても嬉しかったです。いらしているお客さまの顔ぶれをちょっぴりお行儀悪いですけどぐるっと見渡すと、さすがに私達のような若輩者は見当たらず、40代後半から50代後半の方々が一番多かったでしょうか?
そうですね、全部で80名くらいの方がいらしていたかと思います。
皆さん、まぎれもなく顧客なんでしょうね。
私達と違って。
「フォアグラはやっぱり焼いてある方がおいしいなぁ。」とか、「やっぱり舌平目はフランス料理に定番だわね。」とか、「ここのパンは美味しいね。」とか、「なかなかいい肉だけど、ソースの味が濃くない?」とか言いながら食べて最後のデザート。
メロンとアメリカンチェリーとパパイアとバニラアイスクリームとフォンダンチョコレートケーキのような濃厚なチョコレートケーキの盛り合わせでした。ケーキ、美味しかった!リッチな味わいで。
チョコレートが苦味もあってカカオの香りが高くって。
うちのアイスと同じヴァローナ?とか思いながらいただきました。
自分が作るアイスはさっぱり口溶けの良いものなのに、ケーキはきちんとある程度の甘さのある伝統的なものの方が好きです。アンジェリーナのモンブランとか。私のお菓子の先生の影響もあるのかもしれないけど。
さて、お腹もいっぱいになったところで、、、
古澤 厳さん登場です。
普通はコンサート会場でしかこのような一流の方の演奏を聞くことは出来ないじゃないですか。
もう本当に夢見心地でした。
全部で8曲かな、演奏されたのは。
感想は、凄いの一言。
余りに陳腐な感想だって言われるとは思いますが、本当にその一言に尽きるんです。
きれがあるのに、優しい音色。
そして、余りに完成度の高い技術に何か言う方が失礼です。
そのくらい凄かった!
もう、一生に一度有るかないかくらいの幸運!
感激でした。
しかし、話はここでは終わらない!
こんな素晴らしい音色を聴きながら、おしゃべりできる神経ってどうなっているの?
前半3曲、ずっと喋っている女性2人。
私の後ろの席だったんですけどね。
勿論、春のコレクションを見に来たんだもん、音楽聴きに来たんじゃないもん!と、
きっとそういう女性は言うでしょうね。
でも、お食事が終わったら席を立つことは出来た訳だから、音楽を聴きたくないなら
ロビーに出るなりコレクション会場へ行くなりすればいいんです。
それを、テーブルに肘をついて時には笑い声迄立ててずっとおしゃべり。
もう、本当に不愉快。
マナー悪いとかって言う問題以下。
この、ばか女!!って感じでした。
お洋服とか持ち物は、私達とは雲泥の差の見るからにお高そうな良いものばかりでしたけど。
でもそれにしても、あの古澤 厳の素晴らしい演奏をしておしゃべりできる神経、理解不能。
そして更に、その女性2人組みは同じテーブルの他のゲスト達が帰ったとたん、その人たちの悪口を大きな声で言い始めたのには、呆れて物も言えませんでした。
「なぁに、あのおやじと女。ずっと手なんか握りあっちゃって! 馬鹿じゃないの?どうせ、愛人かなんかでしょ。服の趣味のわるいこと!、、、、、、、」これが延々。
嘘だと思うでしょ?
ホントだから恐いんです。
もう、40代半ばくらいの女性なんですよ。
若い子ギャルならまだしも。
良いもの、一流のものを身につけるんだったら中身もそれにつり合うような努力は必要よね、と強く思いました。
よりギャップが目立つから。
色々な意味で本当に良い社会勉強になった一日でした。
普段かい間見ることの出来ない世界にちょっぴり触れて、楽しい夕べでした。
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